渡邊健太郎著 「ビジネスは「客数」×「客単価」×「購入回数」だけで出来ている!」

ライブドアホリエモンの左腕と怪しさプンプンの表紙です。
この方はあの猫ひろし氏がカンボジア代表でのオリンピック出場するという一連のトラブルへも噛んでいるとの事ですので、さらに如何わしさが増すかもしれません。

私はライブドア出身者が結構社長をしている事や、短期間で儲けるビジネスのノウハウを持っている事から、良くライブドア関係者の方の書籍を読みますが、これはそんな中で興味を持った一冊です。
「儲かるビジネスの4原則」やビジネスをどうやって形にしていくか?、「売上の掛け算の構成要素は何か?」と中々人から教えて貰えない事が書籍の中でポロポロ出てきます。
ご自身の会社が年商100万円から、年商13億円までいったのはなぜなのか?、如何わしさは隠せませんが、ビジネスするためにはためになる本だと思います。

第0章 まずはやってはいけないビジネスを知る
第1章 「客数」×「購入額」×「購入回数」でビジネスは回っている
第2章 「グーグル」に学ぶ「客数」
第3章 「叙々苑」「ディズニーランド」に学ぶ「客単価」
第4章 「マクドナルド」に学ぶ「購入回数」
対談  猫ひろしさんオリンピックまっしぐら計画

想像以上にビジネスでの具体的な話が出てきます。なぜ、そうするのか?、どうしてそうなるのか?といった話は応用が可能なレベルだと思います。好き嫌いはあるとは思いますが、私のような未熟者には良い内容の本だと思いました。


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うだひろえ著 泉正人監修 「誰も教えてくれないお金の話」 「ママと子供とお金の話」

お金が無いな~と悩む中年サラリーマンです。不景気な現在、世の中には色々な投資に関する本が売っています。私も興味がありますが中々投資も貯蓄もうまくいきません。将来に関しても全然先が見えないし、どうしたら良いかな~と悩んでいる時に読んだ本です。

今更何を勉強するんだと言う方もいらっしゃるでしょうが、お金に関して基本的な知識がイラストで紹介されていきます。「お金が貯まらないのってなんでだろう・・・」みたいな本当に誰もが持っている悩みも出てきますし、詳しいデータもちゃんと載っていて参考になります。
そんな基本的な本を私が買ったのは、本も読まず将来に関して危機感の無い家族に読んでもらおうと考えたからですが、未だに読んでくれないので試みは今のところ失敗しています・・・。お金を真剣に貯めようと思ったら、家族で協力しないと中々難しいと思います。

ただ、自分にはまだ子供がいませんが、子供ができた時にかかる費用や教育費用など具体的な数字が判ったのでとても参考になりました。それと自分の住んでいる地域にも助成金がある事が判りましたので、少しは気が楽になった気がします。その時にバタバタするよりは少しでも知識があった方が良いですもんね。


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ジャンポ~ル西 「ニュースじゃぽん」

以前ご紹介した漫画家のジャンポール西さんの最新刊です。今までのフランスを紹介するエッセイ漫画と少し違い、フランスのウェブサイト「Clubic・com」に連載されている「ライブジャポン」と言うコラムに添える四コマ漫画をまとめた物です。

Clubic・comはフランスのテレビ局が運営しているIT技術系ニュースサイトですので、コラムの内容は日本の最新技術や社会状況について書かれています。そんなお堅い内容にも関わらず四コマ漫画は軽いギャグ調で、尚且つフランス人にも伝わるよう書いているのはさすがです。 それにしてもライブジャポンを閲覧している人の意見まで掲載するなんて中々勇気があります。
自分のお気に入りは「ある自衛隊員のつぶやき」「中古の哲学」「日本製品はどこへ行った?」です。「日本製品はどこへ行った?」は日常でふと気がつくと日本製品が無く、家電製品がサムスン製だった事がさらりと書いてあります。サラリと書いてある事が怖い・・・。詳しくは本をどうぞ。

それにしても一緒にコラムを書いているフランス人ジャーナリストと結婚されたんですね。さらにビックリ。

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ランチェスターシステムズ 「[図解]ランチェスター戦略経営入門」

皆さんは大手一流企業にお勤めですか?。私は違います(笑)。
不況が続く現在、あらゆる業界で大手寡占が進み、弱者が淘汰されています。昔なら考えられなかった大手が規模の小さい仕事にも進出し、零細企業をつぶしているのです。もちろんビジネスは弱肉強食ですので、卑怯なんて言ってられません。
大手一流企業に努めていない私としては、サバイバルとして弱者の経営戦略として知られるランチェスター戦略を調べていくのは当然な事だと思います。

ランチェスター戦略は、元々第二次世界大戦でアメリカ軍がとった中核的な軍事戦略として有名です。当時、ナチス・ドイツの潜水艦に海上を封鎖され、圧倒的に不利な状況に取られた戦略でした。そんな状況で採用された戦略ですので、ひじょうに現実的でまた判り易く理論的です。 私自身の感想としては、シンプルな理論ですのですぐに自分の業務にも応用が利くと思います。実践する時に障害になるのは、恐らく自分が行動できるかどうかでは無く、会社が理解を示さず邪魔をする事だと思います。

第1章●戦略とランチェスター法則
第2章●戦略の原点=弱者の戦略
第3章●差別化戦略と地域戦略
第4章●市場参入戦略とジャンケンポン理論
第5章●シェア戦略とABC戦略


この本からは局地戦、一点集中主義、差別化、接近戦、№1主義と弱者が取るべく戦略が見えてきます。後は実践するだけです。

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じゃんぽ~る西 「パリが呼んでいる」

以前ご紹介した漫画家のジャンポール西さんの最新刊です。国際ブックフェアに招待されたエピソード(テレビにも出演)やマルセイユ(ヴァカンスで)のエピソードなどが紹介されています。

相変わらずのフランス・パリでのバイト生活やなんだか面白い人達のエピソードが出ているのですが、今回は何だか毛色が違う話が出てきます。なんとパリで開かれる国際ブックフェア「サロン・ド・リーブル」に招待されているではありませんか。他の招待者の中にはあの辻仁成氏や大江健三郎氏もいます。その後トークショーやテレビに出演したエピソードなどが出てくるのですが、やはりジャンポール西さん、期待を裏切らず微妙な空気の笑いを提供しています。ジャンポール西さんの本は、旅行本では判らないパリの空気が感じられて面白いのですが、今回も期待を裏切りませんでした。
憧れのパリのはずなのに、なぜか羨ましくない感じないんですよね~。

最後にさらっと書いてあったのですが、何とフランス人ジャーナリストと結婚してお子さんが生まれたそうです。 おめでたい話なのですが、なんだかイメージと違ってびっくりしてしまいました(失礼)。まあ1読者として応援していますので、ジャンジャン次の本が出る事を期待する事にしています。


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ちきりん 「社会派ちきりんの 世界を歩いて考えよう!」

私はそんなにたくさん旅行に行くわけでは無いですが、旅行は好きです。いつもと違う場所に行くとワクワクします。旅行記や地域を紹介するような本も良く買っていますし、転勤、出張も嫌いでは無いので、基本的に放浪体質なんだと思います。

以前、本を紹介したちきりん氏も旅行が好きだと書籍で読みましたが、この本はそのちきりん氏の旅行記です。もちろんちきりん氏の本ですので、単なる旅行記ではありません。各国に旅行したちきりん氏の経験した内容から、色々と面白い意見が出てきます。フィリピンのセブ島のレストランで、紅茶のティーバックとお湯が出てきたエピソードが紹介されていますが、日本人には驚きの理由です。理由は本を読んでもらうとして、国によっての考え方の違いは、背景に政治や経済が深く関係していることが読み取れます。

第1章 お金から見える世界
第2章 異国で働く人々
第3章 人生観が変わる場所
第4章 共産主義国への旅
第5章 ビーチリゾートの旅
第6章 世界の美術館
第7章 古代遺跡の旅
第8章 恵まれすぎの南欧諸国
第9章 変貌するアジア
第10章 豊かであるという実感
さいごに 旅をより楽しむために

世界中を旅するちきりん氏は、日本に帰ってくると本当に豊かで安全な国だと実感するそうです。
確かにこんな安全で便利な国は他には無いのかもしれません。それでも外に出て行きたくなるのは自分が放浪体質なのか、死ぬような目に会っていないからなのか判りません。まあ、旅に行っていればそのうち判明するでしょう。


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作ジェフリー・ブラウン 「ダース・ヴェイダーとルーク(4才)」

スターウォーズは皆さんご存知だと思います。私はテレビで映画を全編みましたが、そのくらいのレベルでもこの本を本屋でパラパラ見た時についつい買ってしまいました。
(内容を理解するにはテレビでも結構ですが、スターウォーズシリーズを見ておく事をお奨めします。)

帝国軍を率いる任務があるダース・ヴェイダー卿が、微笑ましく息子ルークの子育てををする内容の絵本です。 本来ありえない展開ですが、ルークに朝ご飯を作ってあげたり、動物園に行ったり、と思わずにやけてしまう事ばかりです。
ルークがアイスクリームを落とした時には、自分の分をあげるダース・ヴェイダー卿は本当に良いパパさんです。周りの帝国軍も悪の帝国にしては良い人ばかり・・・。

ぜひ一度パラパラと読んでみてください。

そう言えばスターウォーズはディズニーに買収されたけど、これって映像化しませんよね?。


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