小松直之[画] 平松隆一[文] 「マンガで読むたった一人のテロ対策 極限のサバイバル」

ビジネス書でも無く、しかもテロ対策?と思われるかもしれません。
この本のはじめには「本書は、爆発物・生物兵器化学兵器核兵器などの攻撃に対し、私たち一般市民がどのように身を守ったらよいのか、できるだけ具体的な対策手段をコミックでまとめたものです。」とあります。おいおい何だそれ、自分には関係無いと思われるでしょう。

この本は、第1章爆弾テロに備えろ!、第2章BC兵器から身を守れ!、第3章死の灰から逃れろ!、第4章サバイバルを楽しもう!、第5章サバイバルも体力だ!、第6章応急処置をマスターする!と題名は凄く刺激的な表現で書いてあります。しかし、読めば内容は納得できる話で、起こるかもしれない危険に備え、適切な知識で対処していこうと言う話なのです。私はこの本を東日本大地震の前にたまたま購入していたため、原発事故の際の対処にも参考にしました。

周りはあまりにも知識や経験が無いため、それこそ思考停止しているようにしか見えませんでした。適切な知識や経験が無い人間は最善の選択をする事ができない見本みたいな状況がそこにあったのです。 この本には「「平和を欲する者は戦いに備えよ」という格言があります。国家やテロリストによる精神的・物理的な攻撃を受けた際、私たちが被害を可能な限り低くし、動揺と混乱を防ぐには、日々の心構えと適切な知識で対抗するしかないのです。」とあります。

私達日本人にはあまり関係無いと思っていた非常事態がそこにありました。今後も起こるかもしれません。そんな時、ちょっとした事が何かの役にたつかもしれません。 一度この本をパラパラ眺めてみてはいかがでしょうか。あまりこういった内容に興味や知識も無い方にも解りやすいマンガになっていますし、体を鍛える話だけでも体力づくりのための参考になるかもしれません。

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