PHPビジネス新書ですので、そんなに厚い本ではありません。しかもビジネスの細かい手法が載っているわけでもありません。神田氏がガンになった経験や、会社を縮小し上場に失敗した話などもでてきます。よくあるビジネス書とは毛色が違うと思われるかもしれません。 それでも混沌としたこの時代で、今までとは違う未来予測とその手法に関してだけでも見る価値はあります。人口動態の推移と関連付ける未来予測や、歴史のサイクルから学ぶ未来予測に関しては、若い人は当然勉強しておくべきだし、私のように未来へ不安を持つ中年男にも希望が持てるのではと思わせます。
第1章 先が見えない世の中っていううけれど、それは天気予報があるのに知らないようなもんだ
第2章 平成「ええじゃないか」が、なぜ必要か?
第3章 踊る中国沈む日本
第4章 二〇二四年、会社はなくなる!?
第5章 イン・フォメーションから、エクス・フォーメーションへ
第6章 四〇代が、時代のはざまに架ける橋
第7章 二〇二二年―再びページを開くとき
これから先、激動の時代である事を神田氏は予測しています。しかし、諦めたり、ただ悲観したりするだけででは無く今後どのように考えどう動くべきかのヒントをこの本にちりばめています。なんと親切で希望の持てる内容なのでしょうか。とにかく将来に悩む若い人はこの本を一度読んでみてはいかがでしょうか。
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